

ダテーラ農園自然保護地区
おいしいコーヒーを飲みたくて。
その土地で最高のコーヒー豆を育てようとしたら、
環境を守ること、環境負荷を減らすことに自然となりました。
なぜなら、コーヒー豆の質、おいしさとはテロワールを
最大限に生かすことだから。
南米ブラジルの南東部、ミナスジェライス州セラード地区。
半分の土地を自然保護区域として守り、
残り半分の土地を使ってコーヒー豆を育てるダテーラ農園。
ブラジルで最初にレインフォレスト・アライアンス認証※を
取得したこの農園。
他と違うのは、その土地の持つ力を最大限に
生かすために、
早くから自然環境の保護に取り組み、
環境負荷を極力減らしていたということ。
そしてまた、働く人にとっても
「コーヒー生産に携わることへの誇りと喜び」を
感じてもらいたいと、
労働時間や働く環境の保全に取り組んでいること。
その結果、
現在では、CO₂排出量を上回るCO₂を吸収する農園になっています。
ダテーラスタイルとは、この農園から始まった
「おいしいのはもちろん、地球環境の持続にも
取り組みながらコーヒーをつくるスタイル」を
世界各国の土地に合わせて取り組んでいくプロジェクトです。
まず最初は、なによりこのダテーラ農園のコーヒー豆の
おいしさをみなさんに知っていただきたいと思います。
1日の1杯。それは小さな1杯ですが、
もし、365日世界中の人たちが味わえば、
未来が変わっていくかもしれません。
どうぞ、まずはおいしい1杯をゆっくりお楽しみください。
※レインフォレスト・アライアンス認証とは詳細はこちらをご確認ください。
ダテーラスタイルコーヒーは、ダテーラ農園で育てられた20種類以上の品種から、
それぞれの時期の気候・土壌条件によるテロワールの違いを踏まえ、最適なブレンドが施されています。
●生産者 | ダテーラ農園 |
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●地域 | ミナスジェライス州パトロシーニョ市 / セラード・デ・ミナス |
●標高 | 1,000~1,100m |
●精製方法 | ナチュラル/パルプトナチュラル |
●ロースト | シティロースト |
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水を沸騰させる。
急がず、焦らず、穏やかな気持ちでパッケージから
バッグを取り出す。カップを用意し、中に入れる。 -
バッグ全体に軽く湯を注いで濡らす
(40cc〜50cc)。そして、30秒待つ。 -
バッグの中心に、
1円玉を描くようにお湯を注ぐ。
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バッグがパンパンに膨らんだら適量の合図
(大体それが150cc~180cc)。コーヒーバッグを、
そっと5回~10回上下に揺らす。そして3分待つ。 -
コーヒーバッグを取り出し、
スプーンなどでかき混ぜて、
でき上がり!
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コーヒーを淹れる。
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淹れ終わった
バッグを小さな
容器に入れる。 -
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消臭剤として、
冷蔵庫やトイレに。
*1日たったら
捨ててください。
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ドリップバッグだから、
コールドブリューも
簡単においしくできます。 -
01:水を180cc入れたポッドにドリップバッグを入れる。
02:冷蔵庫で一晩(8時間程度)待つ。
03:ドリップバッグを取り出す。 -
- でき上がり!

■栽培・収穫・ウェットミル・ドライミル・保管梱包を
「ペンタシステム」というダテーラ農園独自の
選別管理手法に基づき
実施し、テロワールを十分に引き出した
おいしいコーヒー豆を100%使用しています。
■統一かつ安定した完熟コーヒーチェリーがもたらす雑味のなさに
よって、冷めてもおいしさが保たれます。
なので、ゆっくりと1杯を
味わえます。コールドブリューもおすすめです。
■一般的な豆からダテーラ農園のコーヒー豆を使用した場合、コーヒー
1杯(10g)あたり約80gのCO₂
排出抑制効果があり、
毎日1杯飲むと計算すると、年間でスギの木2本分が吸収する
CO₂抑制効果に相当します。
(CO₂排出量算出に用いた数値は「Instituto de Manejo e
Certificação Florestal e
Agrícola」及び環境省、日本の温室効果ガスインベントリに
基づきます。またCO₂排出量には、農園内での森林保護活動によるCO₂吸収分など持続可能な農業への各種取り組み効果は含んでおりません。)
スギの木2本分のCO₂排出抑制量計算方法
①ダテーラ農園コーヒーのCO₂排出抑制量
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1.世界平均比較を通じたダテーラ農園による
温室効果ガス排出量の抑制割合:87%
<参照>Imaflora(Institute of Forestry and Agricultural Managementand Certification) -
2.コーヒー排出原単位(活動量あたりの温室効果ガス排出量)に
対するダテーラ農園コーヒーの
温室効果ガス排出抑制量:8.13 t-CO₂e/t
<参照>環境省「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定の
ための排出原単位データベース(Ver.3.3)5産連表DB66 茶・コーヒー」 -
3.ダテーラ農園コーヒー1杯相当の
温室効果ガス排出抑制量:81.3g-CO₂e/杯 -
4.ダテーラ農園コーヒー1杯×1年(365日)
相当の温室効果ガス排出抑制量:29.7 kg-CO₂e
②スギの木の年間CO₂吸収量
-
1.3齢級/4齢級のスギの木の炭素固定量
:27.1t-C/ha 46.5 t-C/ha
<参照> 林野庁「森林資源の現況(令和4年3月31日現在)」
および環境省「日本国温室効果ガスインベントリ報告書2023」 - 2.スギ1年間の炭素吸収量:3.88 t-C/ha
- 3.スギ1年間の二酸化炭素吸収量:14.2 t-CO₂/ha
③年間CO₂吸収量のスギの木の相当本数
-
1.スギの木1本1年間の二酸化炭素吸収量:14.2 kg-CO₂/本
<参照> 林野庁 -
2.ダテーラ農園コーヒーを毎日1杯ペースで1年間消費した
ケースに相当する温室効果ガス排出抑制量の
スギの木
1本1年間の二酸化炭素吸収量における本数換算:2.1 本
■コーヒーバッグには、環境負荷の
少ない生分解性フィルターを使用しております。
■バッグスタイルのため抽出後はそのまま容器に移し、
冷蔵庫などの脱臭材として再利用可能です。

ダテーラ農園自然保護地区
おいしいコーヒーを追求し、おいしいコーヒーをつくり続けるために、
「人(労働者)」「大地(環境)」
「生態系(自然)」を
保護していくための取り組みを行う。それがダテーラスタイルです。
1940年代に創業され大きな成長を遂げた
DPASCHOLグループの経営者、
ルイス・ノベルト・パスコール氏が、
ブラジル、そして、自然環境により良い事業に生涯を捧げたいと
1970年代より実験的に始めた農業は、
1980年代後半にはコーヒーに特化したダテーラ農園へと成長します。
コーヒーの魅力に取りつかれ、環境保護に熱い思いを抱いた
ルイス・ノベルト・パスコール氏が始めたのは、
これまでのコーヒー生産とは一線を画し、
大学や研究機関と協力し、
よりおいしいコーヒーを、
より環境負荷の少ない生産方法で
育てていく科学的な手法を取り入れた、画期的な農園でした。
おいしいコーヒーをつくることで持続可能性を実現させる。
このスタイルをブラジルのみならず
世界中のコーヒー農園に広げ、
やがて未来のコーヒー生産の基準となることを目指して、
私たちは商品名を「DATERRA STYLE COFFEE」としました。
生産プロセスのみならず輸送や焙煎、加工といった生活者に
コーヒーを届けるまで。
さらにはコーヒー消費のスタイルも、持続可能なものに
変えていかねばならないと考えています。
「DATERRA STYLE COFFEE #01」を
私たちは取り組みの第一歩と捉え、
引き続き持続可能な
コーヒーへとアップデートしていくことを計画しております。
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おいしいコーヒーを心ゆくまで味わいたい。
コーヒーの持つ味と香り、そのおいしさを追求したら、
最も大切なのは生態系を守り、
その土地のテロワールを
引き出すことでした。
自然環境に極力負荷をかけず、
生態系を守る農園の豆は自ずとおいしくなっていくのです。 -
コーヒー豆を育てているのは自然と人。
自然も人も健康であることがおいしいコーヒー豆を育てることに
つながっていきます。
なるべく土地に負担をかけないこと。
そして、働く人も気持ちよく働けること。
このことを重視することで、
いつ飲んでもおいしいコーヒーになると考えています。 -
いまの時代のことだけを考えるのではなく、
数年後、数十年後の未来を考えて農業に取り組む。
いまだけおいしければいいはもうやめる。
これから先もずっとおいしいコーヒーをつくり続けられる
仕組みを模索し、実践していきます。
一緒においしい取り組みを広げていきませんか?
現在、このダテーラスタイルで育てたコーヒー豆を
より多くの方々に楽しんでいただくために、
さまざまな領域でのパートナーを募集しています。
「ダテーラスタイルのコーヒー豆をお店で提供したい」、
「ダテーラスタイルのコーヒー豆を会社に導入したい」、
「ダテーラスタイルのコーヒー豆を家で楽しみたい」などなど、
あらゆるご要望にお応えしますので、ぜひ、気軽にご連絡ください。
お問い合わせ
「ダテーラスタイルコーヒー」お問合せ先メールアドレス
daterra@dentsu-pme.co.jp
注文フォーム
https://qtnb.f.msgs.jp/webapp/form/26874_qtnb_1/index.do

ダテーラ農園自然保護地区
コーヒーの木や土ができるだけ自然な環境で、
健康に育つための工夫をしています。
すべての木に、同じ量の水や肥料を与えるのではなく、
2,800ヘクタールの土地を110区画に分けて、
区画ごとに土壌や木の状態をチェック。
それぞれの木に、それぞれ最適な量の水、
必要最小限の肥料を与えるように工夫。
結果、肥料の量は一般的な農家比で50%※に抑制できています。
少な目の肥料による程よいストレスが、コーヒーチェリーの糖度を
高めるのにも寄与しています。
※Imaflora(Institute of Forestry and Agricultural Management
and Certification)調べ
剪定・植え替えた木を燃料として再利用。
一般的には焼却処分されることが多い、
古くなって伐採された木や枝葉ですが、
ダテーラ農園では、粉砕して土壌に戻す工夫をしています。
それにより豊かな土が育まれています。
多くの大規模農園はメインのコーヒーの乾燥工程をドラム式機械に
投入して行いますが、
ダテーラでは広大な天日乾燥場を有し、
そこでの一次乾燥を十分に行うことで、
コーヒー豆の品質を向上させています。
その結果、燃料消費の大きな機械乾燥の使用頻度も削減。
乾燥機械に必要な燃料用木材は、すべて農園内に植えられた
木の枯れ枝などを再利用し、
資源の有効活用を実践しています。
収穫されたコーヒーチェリーの洗浄、乾燥、脱殻、
保管のための各設備を農園内の入り口に
集中配備することで、貨物の移動にともなう
燃料使用量そのものも抑制しています。
同じ人が長く安心して働ける長期雇用制度を完備することで、
働く人、一人ひとりがダテーラ農園への愛着、
仕事スキルの向上を蓄積させ、
高い営農管理レベルをサステナブルに
維持できる雇用環境を醸成しています。
その結果として、自然環境への意識や意識の向上と、
その営農の実践につなげています。
シフト制・休暇制度を充実させ、
長時間労働の抑制、クリスマスやカーニバルなどのイベント時期に
十分な休暇がとれるよう、人財配置体制を完備しています。
農園内に食堂を持ち、全従業員の昼食~夕食を無償提供。
すべての人が健康的に働ける環境を整備しています。

コーヒーを育てるスペースとは別に生態系を維持する自然環境
(農園の敷地約50%相当の、3,150ヘクタール)
を確保し、
より豊かな自然環境を育む取り組みを行っています。
①様々な取り組みによるCO₂排出削減
コーヒーの生産・収穫・効率・精選・出荷における多種多様な
工夫により、
他の農園に比べて87%CO₂排出を抑制しています。
世界平均比較を通じたダテーラ農園による温室効果ガス排出量の抑制割合:87%
<参照>Imaflora(Institute of Forestry and Agricultural
Managementand Certification)
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○資源の効率化
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自己貯水率100%以上や資源の再利用など、
資源を無駄にしない様々な取り組みを行っています。
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自己貯水率100%以上や資源の再利用など、
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○化石燃料をなるべく使用しない
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機械化による収穫や、園内に給油スタンドを置くことで
燃料使用の削減・効率化。 また、
コーヒーチェリーの一次乾燥は
天日干しにし、その後の乾燥機械の燃料も自家栽培木材を
使用しています。
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機械化による収穫や、園内に給油スタンドを置くことで
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○化学肥料をなるべく使用しない
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実は化学肥料をつくる過程で生まれるCO₂の量は多く、
農業をする上での大きな課題となっています。
2,800ヘクタールの土地を110区画に分けて、区画ごとに
土壌や木の状態を確認。
土やコーヒーの木のコンディションを
細かく正確に把握するようにすることで、
無駄な化学肥料の
使用を削減し、CO₂の削減につなげています。
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実は化学肥料をつくる過程で生まれるCO₂の量は多く、
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○ソーラーパネルの活用
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完備している従業員用のシャワーの温度調整はすべて
太陽光発電で行っています。
また2030年までには、農園で使用する電力の80%を
自家太陽光発電で賄うことも計画しています。
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完備している従業員用のシャワーの温度調整はすべて
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○LED電球の完備
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農園内で使用される照明は、すべてLED電球を使用。
長持ちするだけでなく、蛍光灯もしくは白熱電球比で
排出するCO₂量を70%まで減らすことができています。
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農園内で使用される照明は、すべてLED電球を使用。
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○水資源の確保
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ブラジルの電力供給源は、60%以上が水力発電です。
その再生可能エネルギーをより農園にも活用すべく、
植樹事業においては近隣の湧き水区域の周辺に対しても
重点的に行い、水資源の確保・拡大に努めています。
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ブラジルの電力供給源は、60%以上が水力発電です。
②ダテーラ園のコーヒーの木によるCO₂吸収効果
2,800ヘクタールに約15,000万本植わるコーヒーの木、
シェードツリーや土壌による
CO₂吸収量を2020年より
測定開始しました。
その結果、ダテーラ農園内のCO₂吸収量は、
排出量を上回るようになりました。
③植樹プロジェクトによる更なるCO₂吸収を目指す。
2030年までに、約8,000ヘクタールの敷地に2,000万本の植樹を
実施する
プロジェクトを推進しています。
日本の生物学者である宮脇昭氏による植樹メソッドにより、
植樹間の競合・共存を促す強固な森づくりを目指しています。

ダテーラ農園自然保護地区